先生のおはなし

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足裏へ祈りを込めて

「神様は、人間を救い助けてやろうと思っておられ、このほかには何もないのであるから、人の身の上にけっして無駄事はなされない。信心しているがよい。みな末のおかげになる」。離婚で辛く苦しい経験をした康子さんだったが、お参りしている教会の先生に言われたこの教えを支えに、新しい人生を踏み出した。
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神様の願いにかなう生き方を

「神様にお願いして直るのなら、時計やテレビが壊れても神様にお願いすれば直るんですか? あれもこれも直してくれと、次々壊れた物を持って来られたら困るじゃないですか」。新品なのに作動しないエアコンを、神様にお願いして直そうとする祖父に私は質問した。
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剣道師匠からの授かりもの

私の剣道の師匠は、剣道日本一に2回もなった人。その師匠から頂いた言葉の数々が、私の20年近い学校教員生活の心の糧となった。そして現在、日々勤める教会での御用の上にも、金光教の教えと共に、私を突き動かす大きな力となっている。
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この手のひらのぬくもりは

「とりあえず、明日、駅に着いたら、バニラのアイスクリームを買って帰ろう」  そんな思いに至ったのは、久しぶりに出会った兄の一言からだった。
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お父さん、がんばる

妻が二人の子どもを連れて出て行ってしまってから1年余りになる。「何でこんなことに」と、妻を責めることばかりが心に浮かぶ。それが最近になってようやく少し余裕を持って考えることができ、子どもたちが幸せであるためには、その母親である妻が幸せでなければならないのだと思えるようになった。
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風船かずら

隣の庭の風船かずらは、実は昔、私の母があげた苗が育ったものだった。母が亡くなって12年が経つ。長い間大切に育ててくれていたんだ…、という嬉しい気持ちとありがたい思いがわき上がり、母の笑顔が浮かんできた。
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あなたの声を聞かせて

私は、自殺予防の電話相談のボランティアをしている。電話を掛けてくる人たちのほとんどは、周囲に悩みを打ち明ける相手がいなくて、独りで悩みを抱えている。電話相談はそんな人のために待機し、話を聞かせてもらうのだ。
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お役に立つ人になります

「お役に立つ人になる」ことを願いとする沙也香さん。目指す大学の入学試験に何度も落ちてしまう。幼いころからお母さんは「神様にお願いしてできた結果は、あとあとすべてよし。おかげになる」と言っていた。沙也香さんは、何度失敗しても決してあきらめず、夢に向かってチャレンジするのだった。